カフェイン抜きの話
2010年 05月 16日
●カフェインの話をもうひとつ
カフェインの少ないコーヒーを「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェ」と言います。
これらは同じものを指します。
・普及
ヨーロッパやアメリカでは一定の市場を確保しているそうですが、
日本でのデカフェ普及率は非常に低い(1%前後といわれる)そうです。
・背景
ヨーロッパ人種にはカフェインを分解できない・しづらい人
(=カフェイン耐性がない、低い)がいます。
一方でアジア系人種にはカフェイン耐性の低い人は少ないと言われています。
また、宗教的背景:教義によりカフェインの摂取を禁じている場合があります。
これらが普及に影響していると考えられます。
・カフェインを取り除く技術
1:水/溶剤に溶かし出す
技術的に簡単ですが、おいしさの点で問題があったそうです。
カフェインだけでなくコーヒーの成分は水に溶けやすいためです。
歴史的にも古い技術とされます。
2:二酸化炭素に溶かす
カフェインだけを狙い撃ちにする形で取り出すことができるそうです。
効果は高いのですが、コストもそれなりに高いです。
3:カフェインの少ないコーヒー豆をつくる
遺伝子工学や交配により、カフェイン含有量の少ないコーヒーの樹を開発する試みがあります。
一定の成果は表れていますが、現在のところ普及には至っていません。
・ゼロに近いけどゼロではない
『カフェイン抜きのコーヒー』といっても、完全なカフェイン・ゼロの状態ではありません。
数値がゼロに近い/極めて近い状態であること。
***
・「カフェインはコーヒーのうまみの主体である」は本当か
個人的には最も興味深い話題です。『カフェインはコーヒーのうまみ成分である』と、
以前調理師の勉強をしたときテキストに書いてありました。
デカフェを体験することでコーヒー(カフェイン)の味を知ることができると考えたのです。
体験の結果として、コーヒーらしさは幾分失われますが、
決定的(=これってコーヒーじゃないよ)とまでは言えないという微妙な線です。
存分にコーヒーを楽しむなら、カフェインを含んでいた方が楽しいと言えます。
カフェインの少ないコーヒーを「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェ」と言います。
これらは同じものを指します。
・普及
ヨーロッパやアメリカでは一定の市場を確保しているそうですが、
日本でのデカフェ普及率は非常に低い(1%前後といわれる)そうです。
・背景
ヨーロッパ人種にはカフェインを分解できない・しづらい人
(=カフェイン耐性がない、低い)がいます。
一方でアジア系人種にはカフェイン耐性の低い人は少ないと言われています。
また、宗教的背景:教義によりカフェインの摂取を禁じている場合があります。
これらが普及に影響していると考えられます。
・カフェインを取り除く技術
1:水/溶剤に溶かし出す
技術的に簡単ですが、おいしさの点で問題があったそうです。
カフェインだけでなくコーヒーの成分は水に溶けやすいためです。
歴史的にも古い技術とされます。
2:二酸化炭素に溶かす
カフェインだけを狙い撃ちにする形で取り出すことができるそうです。
効果は高いのですが、コストもそれなりに高いです。
3:カフェインの少ないコーヒー豆をつくる
遺伝子工学や交配により、カフェイン含有量の少ないコーヒーの樹を開発する試みがあります。
一定の成果は表れていますが、現在のところ普及には至っていません。
・ゼロに近いけどゼロではない
『カフェイン抜きのコーヒー』といっても、完全なカフェイン・ゼロの状態ではありません。
数値がゼロに近い/極めて近い状態であること。
***
・「カフェインはコーヒーのうまみの主体である」は本当か
個人的には最も興味深い話題です。『カフェインはコーヒーのうまみ成分である』と、
以前調理師の勉強をしたときテキストに書いてありました。
デカフェを体験することでコーヒー(カフェイン)の味を知ることができると考えたのです。
体験の結果として、コーヒーらしさは幾分失われますが、
決定的(=これってコーヒーじゃないよ)とまでは言えないという微妙な線です。
存分にコーヒーを楽しむなら、カフェインを含んでいた方が楽しいと言えます。
by mottano | 2010-05-16 08:52 | もっと知りたいコーヒー