# by mottano | 2023-10-21 09:47
●視点が変われば
20世紀末(もう大昔だ)まで、ブラジル産豆は収穫後にサイロに貯蔵されて半年くらい経過したものを出荷していたとか。おそらくサントスなど伝統的なブランドは今なお変わらないのではと思う。
それが世紀末あたりからスペシャルティの声が大きくなり始めて、新豆こそコーヒーの魅力が・・と変わってきている。採れたてが飲めるようになって発見がいくつか。
味が暴れているとか、そういう感覚が体感できるようになったこと。
●終わらないと思えた夏も
日よけとしてタープを張ったり、今年は試しにゴーヤを育ててみたりした。 控えめに言って気分転換にはなったと思う。 それらを今週に入って撤去した。次の季節を迎える気分になろうと思う。
*** さてコーヒー。ちょうど展示会(SCAJ2023)を開催中だ。 表層だけ見ると、例年通りのお祭り気分だが、きっとその背景では新しいことが始まっている。 季節が変わるように、気がついた頃には変わっているのだろう。
コーヒーを取り巻く環境、世界情勢も環境問題も経済の仕組みもみんな、 コーヒーに影響を与えている。 いつまでも変わらないものは、ない。
どこまでが夏の本番でどこから残暑だったのかよくわからないが、
日照時間がはっきりと短くなると次第に暑さも衰えてきたような感じになった。
今日も汗ばむ暑さだが、少し前の絶望感のようなものはない。
# by mottano | 2023-09-28 14:27
●コーヒーはそもそも何なのかという問い
どこかの、誰かの参考になるのだろうか。期待はしない。
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コーヒー生産者にとってコーヒーとは、換金作物である。
売ればカネになるから、作る。
消費者にとってコーヒーとは。生きるために必要なカロリーはほとんど得られない。
それでもコーヒーを摂取する理由とは。
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他にもっとカネになりそうな作物があるなら、それを選択する可能性があること。
カフェインが健康に作用するという利点(そうでない作用もあるけど)、ファッションアイテムとして、またはなにかプラスアルファをもたらしてくれる道具として。
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一方で、食料が足りなくなるかもしれない近未来。
この数十年で、ニコチンとアルコールの位置付けが変わってきた(なくてもいいもの、必要ないものへと意識が変化したこと)ことから、カフェインが次のターゲットになるのかもという仮説。
# by mottano | 2023-08-28 15:53