# by mottano | 2023-08-28 15:53
●コーヒーはそもそも何なのかという問い
どこかの、誰かの参考になるのだろうか。期待はしない。
*
コーヒー生産者にとってコーヒーとは、換金作物である。
売ればカネになるから、作る。
消費者にとってコーヒーとは。生きるために必要なカロリーはほとんど得られない。
それでもコーヒーを摂取する理由とは。
**
他にもっとカネになりそうな作物があるなら、それを選択する可能性があること。
カフェインが健康に作用するという利点(そうでない作用もあるけど)、ファッションアイテムとして、またはなにかプラスアルファをもたらしてくれる道具として。
***
一方で、食料が足りなくなるかもしれない近未来。
この数十年で、ニコチンとアルコールの位置付けが変わってきた(なくてもいいもの、必要ないものへと意識が変化したこと)ことから、カフェインが次のターゲットになるのかもという仮説。
●強いものより適応したものが残る

太古の昔、恐竜が幅を利かせた時代があったそうだ。
強さに関して言えば言うまでもなかったのだが、気候変動など環境に適応できず、今は骨を残すのみ。というのが代表的な話。
このところの温暖な気候で、近所の草取りをする機会がしばしば。
強い、または勢いの盛んな雑草のパターンというのは、
・種がやたら多くて散らばりやすい
・発芽から開花までが極めて速い
・クローンを作りやすい
というのが特徴らしい。
花が咲く前に刈り取る。根こそぎ取る。
口で言うのは簡単だが、これが難しいので奴らは生き残る。
しぶとい生態を見ていると、いろいろと考えさせられるものだ。
# by mottano | 2023-05-27 11:09
●何が利益をもたらすか
比較的温暖な春の気候だという。
身近な植物の生育も、今年は順調のようだ。むしろ伸びすぎを心配するくらい。
農業はリアリズムで動くと言われた。
コーヒーを扱っていると、嗜好品としての性格がバイアスになり、何かしら思い入れのこもった目線になりやすい。これは自分自身も陥りやすい。
でも、生産者はそんなことを考慮しないという。ビジネスとして儲かる形はどれか、で選択すると。
例えば大豊作になった時。実はそんな時の相場は暴落することが珍しくなく、作っても儲からないことがあったそうだ。コーヒー生産者の中には、そのタイミングで農園を放棄することがあるらしい。
***
さて現代。
食料の需給が話題になることが多くなった。コーヒー生産と他の農産物を天秤にかける場面はあるのだろうか。あまり深いことはコメントしないけれど、各方面の情報に注目している。
# by mottano | 2023-04-29 16:20