選別についてのナイーブな考え

2010年 02月 24日
コーヒーは海外で生産しているものがほとんどです。
海外の人の仕事ぶりは、日本で経験する几帳面さとは次元が違うように思います。
そこから、現実と実用を考えてみます。
日本でいただく食品の品質管理は、世界的に見ても極めて高い水準かと思います。
例えばコメ。特別なグレードの製品でなくとも、今や異物を見つける事は困難です。
そしてそれは、消費者である私たちが望み実現してきた事です。
コーヒーの原料をたくさん見てきた経験として、異物や規格外品の混入は日常です。
もちろん、コスト次第ではかなり解決できる問題ですが、
価格勝負のマーケットでは、さまざまな現実も見てきました。
現在は「コーヒーを楽しむ」ための仕事なので極端な事例は見なくなりましたが、
経験として貴重だったと今では思います。
***
コメと違いコーヒーの場合は最終的に固形物を濾してしまうので、
もし焙煎や粉砕に問題がなければ、カップに現れる影響は小さいものです。
(カビ豆などはどうよ、という突っ込みが聞こえますが、もちろん論外です)
ビジネスの手段として、品質管理を訴えるのは有効なことですが、
それが実用に役立っているのかを考える事があります。
手間を掛ければ良いものはできますが、当然ながら価格に反映されます。
また、過剰なまでのハンドピック礼賛をみると、
いま働く人たちが直面する問題が二重写しにみえるのです。
「あなたがいまはじいた豆は、明日のあなたかも知れないのに」と。
海外の人の仕事ぶりは、日本で経験する几帳面さとは次元が違うように思います。
そこから、現実と実用を考えてみます。
日本でいただく食品の品質管理は、世界的に見ても極めて高い水準かと思います。
例えばコメ。特別なグレードの製品でなくとも、今や異物を見つける事は困難です。
そしてそれは、消費者である私たちが望み実現してきた事です。
コーヒーの原料をたくさん見てきた経験として、異物や規格外品の混入は日常です。
もちろん、コスト次第ではかなり解決できる問題ですが、
価格勝負のマーケットでは、さまざまな現実も見てきました。
現在は「コーヒーを楽しむ」ための仕事なので極端な事例は見なくなりましたが、
経験として貴重だったと今では思います。
***
コメと違いコーヒーの場合は最終的に固形物を濾してしまうので、
もし焙煎や粉砕に問題がなければ、カップに現れる影響は小さいものです。
(カビ豆などはどうよ、という突っ込みが聞こえますが、もちろん論外です)
ビジネスの手段として、品質管理を訴えるのは有効なことですが、
それが実用に役立っているのかを考える事があります。
手間を掛ければ良いものはできますが、当然ながら価格に反映されます。
また、過剰なまでのハンドピック礼賛をみると、
いま働く人たちが直面する問題が二重写しにみえるのです。
「あなたがいまはじいた豆は、明日のあなたかも知れないのに」と。
by mottano | 2010-02-24 12:15 | mottano頭の中