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2010年 03月 13日

●良心的な非水洗の原料はいまや貴重な存在

世界的なスペシャリティコーヒーブームは、コーヒー生産地にも影響を与えています。
「クリーンカップ(飲みくちのきれいさ)」「アシディティ(酸味)」を重視します。
SCAAが定めたこの物差しは、水洗処理のコーヒーを高く評価する傾向にあります。

ブラジルやエチオピアは、非水洗処理のコーヒーを多く生産する国でした。
スペシャリティコーヒーが高値で買い付けられるために、
水洗式に切り替える生産者も現れていると聞きます。

コーヒーが変わった、ではなくコーヒーの世界の物差しが変わった。
結果としてブラジルやエチオピアのコーヒーを変えつつあります。

ブラジル産コーヒーの大部分は今でも非水洗処理ですが、
それらの多くは安価な普及品として作られています。
良心的な非水洗処理のコーヒーを生産しても、評価されなければ高く売れない。
高く売れないなら手間ひま(=コスト)は掛けられないのです。

ブレンドを作るのに水洗式の原料しか選べないとなれば、
その分だけコーヒーの可能性は狭くなると思うのです。

 ***
(すっかり話題が展開してしまった)
SCAA方式の評価基準はコーヒーの進歩に貢献したと思うけれど、
唯一絶対の物差しではないと思っています。
これがスペシャリティコーヒーに敬意は払うけど、信仰はしない理由です。

by mottano | 2010-03-13 12:00 |  コーヒーの外側から