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もっと楽しいコーヒー

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semスキン用のアイコン01 変人求む、否、変豆求む semスキン用のアイコン02

  

2010年 05月 25日

●「これってコーヒーなの?」という価値

おいしくないものが面白くておいしくなるという、ややこしい話です。

・生豆が匂う
何やら香を焚いているのではないか?そんな香りがする原料を見ることがあります。
これがくせ者の第一印象です。
試しにストレートで焙煎すると、複雑とか個性的という言葉自体が陳腐に響く味わいです。

・ブレンドにおけるスパイス的な役割
こうした原料は気配が分かるかどうか、くらいの混ぜ方でちょうどいいです。
クセの強いものは目立つと途端に、支持率が急落します。
デメリットとしては、(使用量が少なすぎて)原料構成に名前を挙げられないことかも

・長期保管して「円くなる」のがこのタイプ
ストレートで扱う場合は、しばらく放置しておきます。
経験から言えば、ひと夏越して、通常の種類なら枯れ始める頃合いが飲み頃です。

コーヒーは一筋縄じゃないと思うのは、
枯れ始めて生豆の色が白っぽくなるはずの時期に、飴色になったりするものがあること。
こうした発見をするたびに、カフェインとは別の興奮があるのです。

 ***
「旨いまずいはさておき、角のあるどぎつい味のコーヒーがいい」
『珈琲辛口談義』関口一郎著、いなほ書房・p.75

先人は親切にヒントを提供しているのです。

by mottano | 2010-05-25 06:51 | コーヒー生豆・煎り豆