コーヒーが楽しいと思う時

2010年 05月 29日
コーヒーの焙煎は、緊張を伴いますが実に楽しいことでもあります。
火気や動力を扱うため、慣れていても事故の危険が目の前にあること。
慣れれば慣れるほどに怖いものです。
焙煎の教室を手伝っていた頃、何度か冷や汗をかいたことを思い出します。
コーヒーの多様さを実感できる時(のひとつ)が、焙煎の時間ではないかと思います。
まず原料が加熱によってドラマチックに変化する、これだけでも興味深いものです。
そして同じ銘柄の原料でも、環境の違いや原料ロットの違いで手応えは変わります。
欲張って「ちょこっと調整してみよう」などと思ったら、ドツボにはまってみたり。
何かを知ることは面白く、知れば知るほどに面白みは深まるのです。
最近は大抵のことには驚かなくなりましたが、
予測以上に素晴らしい仕上がりになったとき(たまにそうでない時も)のよろこびは、
すぐに誰かに知らせたくなるものです。
試飲の時が楽しみでたまらなくなります。
誰かの「これ、おいしい!」は、生きるよろこびと言っては大げさでしょうか。
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いつかこんな面白さを、直にお伝えしたいと思っています。
コーヒー焙煎の面白さを知って欲しい。
by mottano | 2010-05-29 10:50 | mottano頭の中