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semスキン用のアイコン01 育種学をかじる:2 semスキン用のアイコン02

  

2010年 06月 06日

●新種はどうやってできたのか

アサガオの栽培をやっていると、まれにヘンテコなものが混じっています。
種苗店で買って来たタネからはまず見つからないのですが、
軒先で何代も栽培したものからは変種が出てくる場合があります。

日本に渡来したアサガオは、もともと1種類だけだったそうですが、
ご存知の通り現在は色も形も様々なアサガオを楽しむことができます。

 ***
・突然変異
実りの時期が早いもの(早生種)、樹高の低いもの(矮生種)など、
外観や味覚的に特徴のあるものが見つかる場合があります。
突然変異が現れる確率は10万分の1とも言われます。
これを目ざとく発見して、特徴をつかみ、独立した種として育てることがあります。

・選抜
同じ樹種の集団から、条件の良いものを選び、殖やして行く方法。
どこぞの進学塾みたいなものでしょうか。

・交雑
異なる要素を持つ近縁の樹から、要素を併せ持つ新しい種類が発生することです。
偶然にできてしまう場合と、意図的に交雑種をつくる場合とがあるそうです。

他にも色々な手法があるようですが、省略します。

 ***
コーヒーの新種についてのポイント
・大量生産の過程で、いくつかの変種が発見されたこと
・コーヒーはもともとの種類が少ないため遺伝的にはみな近いこと
これらが次の話題に繋がります。

by mottano | 2010-06-06 09:55 | mottano頭の中