ブラジルはスケールが違う

2010年 06月 15日
先日野暮用で、土いじりをする機会がありました。
梅雨が来る前にやっちまえということで、狭いスペースを掘り起こしてみたのです。
しばらく人の手が入っていないその土地は一面のドクダミ畑と化していました。
これをまっさらにせよというミッション。
地上物を撤去して、掘り起こす段階で愕然。
地表10-15cmだけが黒土で、その下は粘土と瓦礫でした。
あまりに狭い場所のため、スコップで掘るのが短時間で終わってよかった・・・。
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これで思い出したのが、ブラジルの話。
セラードという未開の土地を開拓した日系(たしか1世)の方の話です。
今でこそブラジル有数の農業地帯になったセラードは、
30年あまり前までほとんど手つかず(原野)だったそうです。
聞く所によれば、そこはコーヒー栽培に適した土地とは言えないそうです。
かいつまんで紹介すると、そこの開墾&土壌改良をするために、
地表から1mほど掘り起こして土を入れ替えた、とのこと。
ブラジルのコーヒー農園の大きさを考えると、これは途方もない規模です。
資金はどうしたの?つい野暮な質問をしてしまったのですが、
「向こうで会社をやって儲けたカネがあってね、◯億円くらいかけた」と。
参りました。
by mottano | 2010-06-15 22:45 | コーヒーの外側から