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semスキン用のアイコン01 根の深い話 semスキン用のアイコン02

  

2010年 06月 15日

●規模は違えど、手を汚す経験が理解に繋がる

先の話題、『なぜコーヒー栽培のために地表から1mの開墾で足りるのか?』
気づいた人はいますか?

 ***
コーヒーの根は大きく2系統。
主根の機能は樹を支えること。まっすぐ下に向かいます。
コーヒーの発芽を観察すると、主根の伸び方はわかります。
「ならばコーヒー農園を開墾するにはもっと深く耕さないと足りなくない?」

ところが。
栄養分を地面から吸い上げるのは地表付近に広がる根が担当するとのこと。
ちょっと考えれば合理的です。
地表部分は新陳代謝が活発(自然の作用でもある程度入れ替わるから)なので、
ここから養分を吸収することが植物としてよりフレッシュでいられること、
そして作物の品質に直結するというのです。自然は巧妙にできています。

ゆえに肥料を撒くのは地表の近く。
ゆえに(コーヒーの場合)開墾は地表部で間に合う。

 ***
これより発展して。
イエメン(モカマタリの産地)では何年も降雨のない土地にコーヒーの樹が生きている。
なぜか?
地下水脈まで主根が届いているから、樹が死なない程度には水分を補給できるとか。
そんなレポートを聞いたことがあります。これも納得。
(もちろん生産性のためには水が不足しているだろうけど)

 ***
鉢植えを扱っていても、根の張り方で植木鉢を変える必要があるのです。
水やりや土の配合についても。
植物を観察すれば、そうしたことは植物が静かに教えてくれる。
そしてこういう突っ込み方をすれば、コーヒー生産者は結構深い話をしてくれるものです。

by mottano | 2010-06-15 23:08 |  mottano頭の中