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2012年 04月 14日
画像は皆ブラジル産の豆です。
画像上が2011年産の新豆。見るからにみずみずしい青さです。
スペシャルティコーヒーの潮流は生産現場の変化を促しています。
コーヒーの生産手法や品種改良、流通の変化が起こり、
最近では生豆の外観を一瞥しただけでは品種も産地も判らなくなってきています。
ブラジルでは水洗式の処理を行うロットが珍しくなくなっています。
また、中米諸国ではナチュラル系の精製方法を試したり、取り入れたりと、
お互いのいいとこ取りというか多様化に拍車が掛かっていると言えます。
「ボーダーレス」という単語が適当かどうか、頭に浮かんでいます。
昔のコーヒーはおいしかった、先達はそう言うのですが、
現代のコーヒーも決して見劣りしないと思うのです。
コーヒーの有り様が変わってきていることだけは事実かと思います。
いろいろあって楽しいな、少なくとも退屈はしないな、と。

by mottano | 2012-04-14 02:50 | コーヒー生豆・煎り豆