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もっと楽しいコーヒー

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2020年 12月 30日

●おわりははじまり

奇妙な年と言われている2020年が、今日と明日で終わる。
のちの人がこの年を奇妙な年と呼ぶのだろうか。
いささか疑問に思うけど(まぁこの辺でやめておこう。。)

今日の空模様。小雨。
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*** こっから先は放談 ***
近年のコーヒー豆のトレンドを振り返ると、
おおよそ10年ごと、ディケイドごとに流れが変わってゆくように思えるのです。

2000年代はスペシャルティコーヒーの台頭。
コマーシャルグレードよりも高く売れるならスペシャルティ名乗っておけ、みたいな過渡期。点数高い豆作ろうって思ったけどみんな似たようなものばかりだねーという金太郎飴時代を経験。

2010年代はバラエティの模索かと。
ユニークな味わいが重視される。それまでモカの専売特許のようだった味わいが世界各地で試される(発酵で風味をプラスされたナチュラル)。それから、パカマラやゲイシャが、幻の存在から誰もが体験できる味になった。

鬼が笑うことを承知で、この先を占ってみる。
世界人口はまだまだ増える。食料生産のニーズは高まる。生産者目線から見れば、コーヒー以外にも作れるものがあって、もしそれがコーヒーよりも高く売れるならソレを選ぶだろう。ゆえにコーヒーも生産性と味わいの両方を求めることになるだろう。

ゲイシャとかピンクブルボンだとか(他にもあるけど)生産性がイマイチだけど味わいには見るべきものがある品種は第2世代、第3世代へと転換されるかも。現に耐病性プラス生産性、とかでの品種改良は進んできている。他の作物を例に取っても、米や麦でできていることは、遅かれ早かれコーヒーでも実現できるのではないだろうか。

1960年に日本のコーヒー輸入は自由化された。
以降多くの人がコーヒーを体験できるようになったそうだ。過去の喫茶店ブームなんかもその脈絡だろう。その時代を生き抜いた人から、「昔のコーヒーはうまかった」と言われることは多い。

でもね。きっとね。

これからのコーヒーはもっとうまくなるし、面白くなる。
世の中進歩していることを証明するなら、今とこれからを生きる人はココを証明しなくてはならないね。もちろん、喜んで(ちょっと前に流行った居酒屋のリアクションみたいだ!)。コーヒーに関わるなら避けて通れない。みんな楽しみにしてほしい。




by mottano | 2020-12-30 11:47 |  mottano頭の中