人気ブログランキング | 話題のタグを見る

もっと楽しいコーヒー

mottano.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 コーヒー本来の味とは semスキン用のアイコン02

  

2022年 09月 30日

●立ち位置により見える風景は違う

9月も終わり。
船便の遅延がずっと話題になっていたが、結局のところ来るものは来たし、今年もそれなりに楽しめそうだ。中米産が続々やってくるこの頃。

コーヒー本来の味とは_a0165239_16543429.jpg
1:コーヒーは果実の仲間である
どうして最近はコーヒーが「フルーティ」なのか。
コーヒーの果実は果物の一種ととらえても良いみたいだけど、果肉は今の所捨てられる運命にある。食べるつもりがないから、果肉部分を発達させる改良もされない。
その証拠に、カスカラティーと呼ばれる「コーヒーの乾燥果肉」は食べ終わったブドウの皮のような姿をしている。これはお茶にして飲めるのだけど、意外とうまいのだ。

果肉の味わいからコーヒー豆は影響を受ける、というのも経験則で見えてきたことだ。

2:コーヒーは黒くて苦いものだ
コーヒー豆の味わいのうち、フルーティさの部分は保管期間が長くなると失われてゆく。甘みや苦味といった部分は比較的長持ちする。
また、コーヒー豆を少し深く焙煎すると水色は褐色の度合いを深める。最終的に褐色と黒の区別がつかないところまで行く。そして苦味は増す。

保存や保管に耐える要素がいわばコーヒーの骨格で、それは広く知られるコーヒーの姿なのかもしれない。

なので、どちらも間違ってはいない。



by mottano | 2022-09-30 17:17