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もっと楽しいコーヒー

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semスキン用のアイコン01 混ざること、混ぜないこと semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 06日

●コーヒーはストレートとブレンド、どっちがいいの?素朴な話題ですが、色々と考えさせられます。

今のところの結論。
「楽しい」はストレート、「おいしい」はブレンド。
もちろん、例外もたくさんありますし、「そのとき次第」でも構いません。

 ***
ストレートを突き詰めて行くと、個性です。地域、もっと細かくなると農園単位。
さらに農地別、栽培品種別といった区分まで語ることも今や可能。
確かにそれぞれ違いがあり、興味深い。

一方ブレンドは、様々な目的で作られています。
ブレンドの評価を下げているのは、低価格品の存在です。
ある方向性を持ったテイストを、どこまでかさ増しして保つかが見せ所です。
中には、価格まずありきで構成されたものもあります。

ところが。身近な例を考えてみましょう。
みそ汁。具だくさんのものと、一品だけのお椀と、どちらのうまみが強いか?
おでん。すきやき。鍋物。海のもの山のもの、いろいろ入るほどにおいしくなります。
カレー粉の原料スパイスを、個別に味見したことはありますか?
料理の本や、調理技術の本でも、これらは紹介/説明されています。

ブレンドは可能性を秘めているようです。

# by mottano | 2010-02-06 18:40 |  コーヒー生豆・煎り豆

semスキン用のアイコン01 明日は出張です semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 06日

2/7は町田で「手軽でおいしいコーヒーのいれかた」をテーマに話をします。全5回の2回目です。

    ・コーヒーのいれかた、一般的なコツ、ヒント
    ・簡単な実験
    ・ペーパードリップ器具(コーノ式orハリオ式、円錐フィルターを使用)の体験/実習
    ・世界各地のコーヒーを楽しむ(今回は2種類)

おおまかにこのようなテーマを用意しています。
言葉だけでは伝えきれないことが、目で見ることや体験により身近なものとなります。

 ***
詳細はこちらを参照願います。
「よみうり・日本テレビ文化センター町田」*
http://www.ybc-machida.com/new/index_syumi_kurasi/detail/0872.html

*2010年2月24日より「よみうりカルチャー町田」と改称

# by mottano | 2010-02-06 11:34 |  アナウンス・活動報告

semスキン用のアイコン01 コーヒーカップの大きさを知る semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 05日

コーヒーの味わいを安定させるためのヒントです。

ふだんお使いのカップには、どれだけの容積があるかご存知ですか?
一杯のコーヒーと言っても、様々です。
いちど計っておくと便利です。

コーヒーを抽出する分量が毎回変われば、それだけで条件が変わります。
一定の濃度にするためには、他の要素も変える必要があります。

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はかることの積み重ねで、カップの品質(=おいしさ)は変わります。
こうしたことを気にする(=意識が変わる)効果もあります。
このような発見を楽しみながら(コーヒータイムを)楽しみましょう。

# by mottano | 2010-02-05 16:19 |  コーヒー抽出

semスキン用のアイコン01 食べ物、飲み物には可能性がある semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 05日

と信じている。または信じていたいと思う。

●「八日目の蝉」 角田光代著 中央公論新社刊

物語の後半、たくさんの有形無形のモノを失ってしまった主人公。
生きる希望はあるのだろうか。
そんな時にふらりと入ったラーメン屋。

名店でも名物でもないはずの、その一杯がおいしく思えること。
生きていることは何かを食べることであり、
食べることは喜びにつながる(かもしれない)。
生きていることの実感がここにはある。

食べるもの、飲み物にかかわることで、こうした出会いに関わる「可能性」がある。
ごちそうさまと言われることは、大きな喜びなのだ。
食事や飲み物は、単なる補給ではないのだ。それ以上の何者かになれるのだ。
少し前に読んだ本ですが、思い出しては気持ちを奮い立たせてくれます。

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昨日に続いてコロンビアを飲みながら。
鼻腔をアーモンドの皮のような香りが抜けます。ほんの一瞬です。

# by mottano | 2010-02-05 10:08 |  本棚

semスキン用のアイコン01 なぜコーヒーは3分以内なのか semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 04日

コーヒーを「もっとおいしく」したい。
丁寧にゆっくりと、心を込めていれました。よく聞かれるフレーズですが、
頑張りすぎても報われないことは意外に知られていません。

コーヒーが湯に触れてから、長くても1分以内には主要な要素は溶け出しています。
そして、3分経過した時点ではほとんどの成分は溶け出した状態です。
これは研究により明らかにされています。

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ごく簡単に、手軽な実験を紹介します。
ガラス製の容器を4〜5個用意しておきます。
ペーパードリップの支度をして、まずコーヒー粉全体に湯を注ぎます。(はじめの数秒〜10秒)
いわゆる「むらし」の時間(20-30秒)を挟んで、ゆっくりと湯を注ぎ続けます。
できるだけ湯を注ぐペースは一定に保ったまま、4分ほど継続します。
ガラス製容器は、抽出したコーヒーを入れ、1分刻みで交換します。

4分少々注ぎ続けたところで、抽出開始からおよそ5分経過したことになります。
ガラス容器内のコーヒーの色を観察してみましょう。
色の変化に驚きますよ。ちょっと味見をしてみるのも面白いです。

# by mottano | 2010-02-04 18:15 | ・楽しくいただく