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もっと楽しいコーヒー

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semスキン用のアイコン01 読書は楽しい semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 31日

どんなイメージを抱き、それをどう形にしたか。-本文より-
とても刺激になる一冊です。

●『ブランジュリ タケウチ どこにもないパンの考え方』 竹内久典著、柴田書店刊

パンは好物のひとつで、おいしいパン屋さんは足を伸ばしてでも行きたくなります。
(コーヒーではあまりやらないのですけど)
ブランジュリ タケウチは大阪にあるのですが、ここもそのひとつ。

この本にはレシピがありません。著者が何を考えているのかが書かれています。
決して当人にとってはラクチンなことではないけれど、
『考えること、手を動かしてモノをつくること、オリジナリティのあるものを目指すこと』の
楽しみを教えてくれます。

仕事柄コーヒーの本はいろいろ目を通します。
しかし、新たに思いつくことや、そのヒントはコーヒーの外側から得ることが多いです。
どの分野でも共通することでしょうが、専門の中にいると、既知の常識にとらわれやすくなります。
仕事とは直接結びつかない、様々なことを知ることが大事だと思っています。

# by mottano | 2010-01-31 10:41 |  本棚

semスキン用のアイコン01 いつも同じ味わいが欲しい semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 30日

しばしば、『いつも同じ味わいにならない』との話を伺います。
考え方により、求めるものにより答えは様々です。主に以下の原因が考えられます。

    a:いれかたで変わる(手順、技術)
    b:器具の特性による(器具の自由度)
    c:コーヒー豆に理由がある(鮮度の高いコーヒー豆ほど変化するという事実)

一般的にできる対処としては、aとbをどうにかする。手順をマニュアル化したり、
技術的に安定させること。それから、安定性の高い器具を選ぶこと。
経験数をこなすこと、しくみを理解することである程度解決に向かいます。
ただし、「ムダに難しくしないこと」。コーヒーが苦痛または退屈になる恐れがあります。

cに関しては、広く知られていないことかも知れません。
安定した味わいが目的なら、加工からの時間が経過してしまったコーヒーほど
適当ものはありません。この場合飲んでおいしいかどうかは、感じ方の問題です。

ひとつ言えること。コーヒーの「最も魅力的な部分」、香りのピークや、
デリケートな味わいは味わいが安定することと引き換えに失われます。

 ***
こういうことを考えると、コーヒーの味わいは常に安定していなくてはならないのか?
と考えさせられます。どう思いますか?

# by mottano | 2010-01-30 16:21 |  mottano頭の中

semスキン用のアイコン01 ★コーヒーの講師をしています semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 30日

●「手軽でおいしいコーヒーのいれかた」をテーマに話をします。
 おいしいコーヒーのいれ方からスタートします。

    ・コーヒーのいれかた、一般的なコツ、ヒント
    ・ペーパードリップ器具(コーノ式またはハリオ式、円錐フィルターを使います)の体験/実習
    ・世界各地のコーヒーを楽しむ

身近な人にコーヒーを提供して「ごちそうさま」の声が楽しみになります。
コーヒーに関心が深まったら、さまざまなコンテンツで好奇心を刺激します。
コーヒーを趣味にしている方、コーヒービジネスのきっかけが欲しい方にもお勧めします。
言葉だけでは伝えきれないことが、目で見ることや体験により身近なものとなります。

 ***
「よみうりカルチャー町田」
http://www.ybc-machida.com/new/index_syumi_kurasi/detail/0872.html

「よみうりカルチャー大森」
http://www.ync.ne.jp/center/omori.htm
「料理」のカテゴリからリンクします。

# by mottano | 2010-01-30 15:47 | ★リンク

semスキン用のアイコン01 冬はあたたかく semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 29日

●暦の上ではすでに春ですが、まだ朝晩は冷えますね。こんなときに、ひと工夫。

少しでもあたたかいコーヒーのための支度。
いつも(抽出に使う分量)より多めの湯を沸かします。
余分に用意したお湯で、コーヒーカップなどを暖めておきます。
コーヒーをいれる道具も、同じように暖めてから、残った湯でコーヒーをいれます。

ここでポイント。
いつもより温かく、と考えると沸騰状態に近い湯を使ってしまうものですが、
あまり温度が高いと、コーヒーは苦味に偏りがちです。
コーヒーの温度を「あげる」ではなく「冷まさない」ということです。

# by mottano | 2010-01-29 21:46 | ・楽しくいただく

semスキン用のアイコン01 コーヒーを煎るのは簡単?? semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 29日

コーヒー生豆を熱加工することを焙煎(ばいせん)と呼びます。
焼くとか煎るとかローストとも言います。

体験から言えることですが、コーヒー豆をコーヒーの色にすることは簡単です。
目玉焼きと難易度は変わらないと言えます。しかし。

焙煎を仕事にしている人が10人いれば、恐らく10通りの焙煎手法が語られます。
おいしいコーヒーのためのノウハウはたくさんあるということです。
コーヒーの世界が比較的自由であるとも、統一見解がいまだ存在しないとも言えます。
複雑で解りにくいコーヒーの熱変化プロセスも、研究により次第に解明が進んでいます。
いつかは、すべての現象をきちんと説明できる日が来ると思います。

 ***
世の中のほとんどの現象は、シンプルなしくみで成り立っています。
簡単な言葉で説明する人が現れるまで、それは謎めいて見えるだけです。

いつか機会を得て、ごく基本的なことをごく簡単に説明することと、
それによってたくさんの人が「とても面白い」コーヒー焙煎のことに関心を
持ってもらえたら。きっとコーヒーの楽しみが増すと思うのです。

# by mottano | 2010-01-29 09:36 |  コーヒー焙煎