人気ブログランキング | 話題のタグを見る

もっと楽しいコーヒー

mottano.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 ドリップポットのこと semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 02日

●すべての道具は使い方次第です。しくみを理解すれば、使いこなせます。楽しみが増えます。

今回は湯を注ぐ道具、コーヒー用のドリップポットについて。

1:素材
ステンレスや銅製のものは重たいので嫌われやすいですが、そのかわり丈夫です。
金属臭に敏感な方には、ホウロウびきの製品がお勧めです。

2:ポットの形
注ぎやすさから考えると、縦方向に長い形状のものが扱いやすいです。
横幅が広くデザインされているものは、直火でポットを加熱するのに向いています。

3:注ぎ口の形
ポット本体側が太く、注ぎ口先端に向かって絞ってあるものは湯の量を調節
しやすいです。ポット本体から細い管が延びているものは、一定の流量を保つ
特性があります。

4:ふた
ふたが容易に外れる仕様のものは、コーヒー抽出の時は外して使います。
ケトル形状になっているものは、取っ手がふたの真上にあるので外すと湯気で
火傷します。ふたを外さないとき、ポット内の湯の温度は冷めにくくなります。

5:重さ
一般に軽いものが好まれますが、あまり軽いと安定保持しにくいことがあります。
ポットを重くしすぎない工夫は、余分な湯をいれないことです。
準備として、抽出に必要な湯の量を確かめておきましょう。

その他:あるものを使うこと
いまお手元にある道具を使いこなす(活かす)ことは、価値あることです。
工夫次第では、急須でも、ヤカンからでも、給湯ポットからでも、
おいしいコーヒーは楽しめます。ただし努力や工夫がバランスを著しく崩すようなら、
用途にあった道具を求めるのが良いと思うのです。

# by mottano | 2010-02-02 07:34 |  コーヒー器具・道具

semスキン用のアイコン01 今日明日は雪という天気予報を見て semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 01日

明後日は節分。あまり関係ないですが豆を煎る予定です。
私が煎るのはコーヒー豆ですが、豆まきには使いません。
(コーヒーの焙煎機で大豆を煎ったことがありますけど、これは別の話)

さて本題。事情通には知られた話ですが、
外気温の変化は、コーヒーの焙煎に多少影響します。
気温が5度違うと、明瞭に違いがわかるものです。

焙煎をする環境によって影響の度合いは異なるでしょうが、
もし焙煎が安定しないと気づいた時は、焙煎室の気温のデータを参照しては
いかがでしょうか。

 ***
ここ数日は寒いですから、風邪対策から考えることにします。

# by mottano | 2010-02-01 16:06 |  コーヒー焙煎

semスキン用のアイコン01 思いつきのタネ semスキン用のアイコン02

  

2010年 02月 01日

今朝の新聞にネギのことが書いてあった。
いまさら目新しい内容でもないが、こういったきっかけから、発展して行きます。

要約:ネギは生の状態では薬味、辛味であるが、
(特に冬場のネギは)加熱により甘くなる。

ポイント
    1:加熱で変化する要素があること。
    2:変化の前後の落差。
    3:冬場のものに顕著であること。

タマネギも同類ですが、やはり加熱で甘味が出ます。
また、イチゴやリンゴジャムを作るとき、酸味の強いものほど、加熱しておいしくなるものです。

これらをコーヒーに置き換えて考え直しています。

# by mottano | 2010-02-01 10:15 |  mottano頭の中

semスキン用のアイコン01 今日の講座:よみうり文化センター町田 semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 31日

さきほど機材の片付けが終わりました。ようやく一息ついています。

●「手軽でおいしいコーヒーのいれ方:1回目」
    デモンストレーション1:3人のお客様に提供するコーヒーのシミュレーション
    デモンストレーション2:テキストの「レシピ1」
    受講者による実習
    器具の話:ペーパードリップ器具、ドリップポットについて
    今回の教材コーヒー:コスタリカSHG シティロースト
    今回のコーヒーの友達:ギモーヴ(ふわふわの生菓子でフルーツ味)

 ***
いれかたのポイントはたくさんありますが、大事なところから順に押さえて行きます。
どんどんおいしくなる受講者のコーヒーがうれしいです。

次回は2/7(sun)です。またたのしい時間にしましょう。

# by mottano | 2010-01-31 21:24 |  アナウンス・活動報告

semスキン用のアイコン01 読書は楽しい semスキン用のアイコン02

  

2010年 01月 31日

どんなイメージを抱き、それをどう形にしたか。-本文より-
とても刺激になる一冊です。

●『ブランジュリ タケウチ どこにもないパンの考え方』 竹内久典著、柴田書店刊

パンは好物のひとつで、おいしいパン屋さんは足を伸ばしてでも行きたくなります。
(コーヒーではあまりやらないのですけど)
ブランジュリ タケウチは大阪にあるのですが、ここもそのひとつ。

この本にはレシピがありません。著者が何を考えているのかが書かれています。
決して当人にとってはラクチンなことではないけれど、
『考えること、手を動かしてモノをつくること、オリジナリティのあるものを目指すこと』の
楽しみを教えてくれます。

仕事柄コーヒーの本はいろいろ目を通します。
しかし、新たに思いつくことや、そのヒントはコーヒーの外側から得ることが多いです。
どの分野でも共通することでしょうが、専門の中にいると、既知の常識にとらわれやすくなります。
仕事とは直接結びつかない、様々なことを知ることが大事だと思っています。

# by mottano | 2010-01-31 10:41 |  本棚