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もっと楽しいコーヒー

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semスキン用のアイコン01 かぼちゃを飾り終えたらかぼちゃを食べる季節へ semスキン用のアイコン02

  

2022年 10月 29日

●外は寒いけど心は暖かくしよう

かぼちゃを飾り終えたらかぼちゃを食べる季節へ_a0165239_11013063.jpg

# by mottano | 2022-10-29 12:18

semスキン用のアイコン01 コーヒー本来の味とは semスキン用のアイコン02

  

2022年 09月 30日

●立ち位置により見える風景は違う

9月も終わり。
船便の遅延がずっと話題になっていたが、結局のところ来るものは来たし、今年もそれなりに楽しめそうだ。中米産が続々やってくるこの頃。

コーヒー本来の味とは_a0165239_16543429.jpg
1:コーヒーは果実の仲間である
どうして最近はコーヒーが「フルーティ」なのか。
コーヒーの果実は果物の一種ととらえても良いみたいだけど、果肉は今の所捨てられる運命にある。食べるつもりがないから、果肉部分を発達させる改良もされない。
その証拠に、カスカラティーと呼ばれる「コーヒーの乾燥果肉」は食べ終わったブドウの皮のような姿をしている。これはお茶にして飲めるのだけど、意外とうまいのだ。

果肉の味わいからコーヒー豆は影響を受ける、というのも経験則で見えてきたことだ。

2:コーヒーは黒くて苦いものだ
コーヒー豆の味わいのうち、フルーティさの部分は保管期間が長くなると失われてゆく。甘みや苦味といった部分は比較的長持ちする。
また、コーヒー豆を少し深く焙煎すると水色は褐色の度合いを深める。最終的に褐色と黒の区別がつかないところまで行く。そして苦味は増す。

保存や保管に耐える要素がいわばコーヒーの骨格で、それは広く知られるコーヒーの姿なのかもしれない。

なので、どちらも間違ってはいない。



# by mottano | 2022-09-30 17:17

semスキン用のアイコン01 次を考える semスキン用のアイコン02

  

2022年 08月 27日

●先に進んでいるものを注目する

ちと厳しい夏だったが、勢いはだいぶ衰えてきたような気がする。
こちらも根性論だけでは対応できなくなったので、合理的な対応を考えるきっかけになった。

そして秋。雲はもう先の季節に進んでいるようだ。
次を考える_a0165239_11272153.jpg
ちと先のこと。
コーヒー豆の品種改良を予測するなら、他の作物で何ができているのか見ておくと良い。

農業はリアリズムで動く。これは昔教わったことで今なお大事なことだ。
より安定・より収益が上がることを目指す。他のビジネスと同じことを考えている。

収量が少ないなら、それが向上するために。
作業性が課題なら、そこを解決するために。
味わいのトレンドはどこへ向かうのか。その時代における「うまい」は何か。

コーヒーより進んでいるのは何だろうね。



# by mottano | 2022-08-27 12:01

semスキン用のアイコン01 熱風6月 semスキン用のアイコン02

  

2022年 06月 25日

●梅雨が明けたような

つい10日前まで、上着が欲しいくらい肌寒い日があったのに。
今日は体温を超えるかも、とまで言われている。気温差はざっくり20度。

熱風6月_a0165239_13394408.jpg
進化(=高度になる?)ものよりも、適応したものが生き残る、らしい。
ならば、暑さに対する耐性がある方が生存の条件的には良いことなのだろう。

これを、身近なものに置き換えると。。



# by mottano | 2022-06-25 13:44

semスキン用のアイコン01 変化する能力 semスキン用のアイコン02

  

2022年 03月 26日

●伝統なんて現実の前では無力に近い

ブラジル、コロンビア産の新豆がぼちぼち出揃ってきた。
多少気になっていたことなので、ひとまずは安心した。
(価格はそれなりだけど、自分にコントロールできることではないので)
変化する能力_a0165239_13420001.jpg
ブリックスという括りで、ブラジルが経済の「次にやってくる」プレイヤーと紹介されたのは、21世紀の初頭である。すでにコロナ以前でも、コーヒー原料の展示会などに招待される現地生産者の身なりは、展示会を見物する日本人たちより堂々としたものだった。
いつの間にか、世界におけるポジションは逆転していたのだろう。

で、何が言いたいか。
コーヒー生産国における傾向として、豊かな国ほど「価格で勝負しない」。

東アフリカでは頭一つ抜きん出ているケニア。
中米エリアでは、運河収入が強力なパナマ。
どちらも高級コーヒー市場では欠かせない生産国だ。

ブラジルが同じ道を辿らない、とは言えない。
20世紀のイメージ、巨大な農園で機械化された大規模農業というステレオタイプは変わり始めている。

***
かつて成功していても、環境の変化、ルールの変更で立場が変わることは、よくある。
競争がある社会で、誰もがより良い未来を目指すのだから、当然だ。

***
近年のブラジル産を見ていると、そういうトレンドを証明する味わいに出会うことがある。
サントスNo.2のイメージを大切にしている人も、機会があれば新しい世代の味わいを体験してみるといいと思う。

何を感じるかはその人次第だ。



# by mottano | 2022-03-26 14:04