# by mottano | 2023-05-27 11:09
●強いものより適応したものが残る
太古の昔、恐竜が幅を利かせた時代があったそうだ。
強さに関して言えば言うまでもなかったのだが、気候変動など環境に適応できず、今は骨を残すのみ。というのが代表的な話。
このところの温暖な気候で、近所の草取りをする機会がしばしば。
強い、または勢いの盛んな雑草のパターンというのは、
・種がやたら多くて散らばりやすい
・発芽から開花までが極めて速い
・クローンを作りやすい
というのが特徴らしい。
花が咲く前に刈り取る。根こそぎ取る。
口で言うのは簡単だが、これが難しいので奴らは生き残る。
しぶとい生態を見ていると、いろいろと考えさせられるものだ。
●何が利益をもたらすか
比較的温暖な春の気候だという。
身近な植物の生育も、今年は順調のようだ。むしろ伸びすぎを心配するくらい。
農業はリアリズムで動くと言われた。
コーヒーを扱っていると、嗜好品としての性格がバイアスになり、何かしら思い入れのこもった目線になりやすい。これは自分自身も陥りやすい。
でも、生産者はそんなことを考慮しないという。ビジネスとして儲かる形はどれか、で選択すると。
例えば大豊作になった時。実はそんな時の相場は暴落することが珍しくなく、作っても儲からないことがあったそうだ。コーヒー生産者の中には、そのタイミングで農園を放棄することがあるらしい。
***
さて現代。
食料の需給が話題になることが多くなった。コーヒー生産と他の農産物を天秤にかける場面はあるのだろうか。あまり深いことはコメントしないけれど、各方面の情報に注目している。
# by mottano | 2023-04-29 16:20
●変化の時は近い
春。着るものは薄くなり風景には緑が目立つようになった。
コーヒー豆。
生産から手元に届くまでのタイムラグが大きい(半年前後ずれる)こともあり、世間の動静が影響するタイミングもずれてやってくる。
世界中の、あんなことやこんなことの影響がじわりじわり。計算機を手にする機会が多いこの頃。
それでも、水準以上のコーヒー豆は手元にやってくる。
なので、魅力のある味わい、コーヒーを楽しむことは変わらずできる。
(だから、今のうちは楽しんでおこう)
もっともっと、とんでもない何か、不測の何かがくるのかもしれないし来ないのかもしれない。その波をやりすご出るのか、まともに受けるのか。
考え事をする手元には、アルコールよりもカフェインの方が良いかもしれない。
# by mottano | 2023-03-30 16:26
●今日と同じ明日は来ない寒い時期の目の保養。無彩色や暗めの色調が支配的な季節に、椿は目立つ。 最後のつぼみがそろそろ出番。
*** 何度も同じようなことを言っている気がする。 大事なこと、言いたいことは割と単純だから。
農業はリアリズムで動く。ずいぶん前に教わったことだ。 ロマンと現実の2択があれば、迷わず生産者は後者を選ぶはずという意味で。 ビジネスなのだからたくさん儲かる、儲かりそうな方を選ぶ。
コーヒーは農産物。 なのでリアリズムから考えれば先は読みやすいと思う(のだけど・・)。
今日と同じ明日は来ない。今日と同じような明日を期待してはいけない。
さて次は何が来る?
# by mottano | 2023-02-18 10:34
●ゆくもの来るものがあって更新されてゆくここ数日の寒波到来で、朝はあちこちに氷を見ることができる。 画像のベンチも表面は氷に覆われている。
周囲の植物も、じっと耐えているものもあれば、今回の寒波をきっかけに枯れてしまったものがある。一時的に殺風景になるのだけど、これがあるために春の訪れはより映えるのではとも思う。
*** さてコーヒーのことをちょっとだけ。 最近のアナウンスで、ある銘柄の終売が伝えられた。長年主力扱いだった銘柄なので感慨深いものがある。 少し引いた目線で考えれば、農業は常に革新されるものだ。なので伝統的なブランドであっても中身は変化していることも珍しくない。 主力が切り替えになるのは、半強制的に新しいものへと向かうことになる。まだ見ない境地に足を踏み入れると考えれば、悪くない。
コーヒーの商いってのは、現代と向き合うことなんですよとつぶやいてみる。
# by mottano | 2023-01-28 10:38