# by mottano | 2022-06-25 13:44
●梅雨が明けたような
つい10日前まで、上着が欲しいくらい肌寒い日があったのに。
今日は体温を超えるかも、とまで言われている。気温差はざっくり20度。
●伝統なんて現実の前では無力に近い

ブリックスという括りで、ブラジルが経済の「次にやってくる」プレイヤーと紹介されたのは、21世紀の初頭である。すでにコロナ以前でも、コーヒー原料の展示会などに招待される現地生産者の身なりは、展示会を見物する日本人たちより堂々としたものだった。 いつの間にか、世界におけるポジションは逆転していたのだろう。
で、何が言いたいか。 コーヒー生産国における傾向として、豊かな国ほど「価格で勝負しない」。
東アフリカでは頭一つ抜きん出ているケニア。 中米エリアでは、運河収入が強力なパナマ。 どちらも高級コーヒー市場では欠かせない生産国だ。
ブラジルが同じ道を辿らない、とは言えない。 20世紀のイメージ、巨大な農園で機械化された大規模農業というステレオタイプは変わり始めている。
*** かつて成功していても、環境の変化、ルールの変更で立場が変わることは、よくある。 競争がある社会で、誰もがより良い未来を目指すのだから、当然だ。
*** 近年のブラジル産を見ていると、そういうトレンドを証明する味わいに出会うことがある。 サントスNo.2のイメージを大切にしている人も、機会があれば新しい世代の味わいを体験してみるといいと思う。
何を感じるかはその人次第だ。
ブラジル、コロンビア産の新豆がぼちぼち出揃ってきた。
多少気になっていたことなので、ひとまずは安心した。
(価格はそれなりだけど、自分にコントロールできることではないので)

# by mottano | 2022-03-26 14:04
●そして歴史は

コーヒー豆の流通はここ最近不安定になっている。 手持ちが乏しくなって注文しようと思った銘柄が、遅延しているとの情報。 取引先には「切らした時は代用のアイテムでやります」と伝える。
結局、入荷が間に合って事なきを得る。
それでも、いつかうまく行かない日が来る。 来るだろう。
それでも、 目の前にあるものを、できる手段で提供しよう。 コーヒーは何かの役に立つだろうか?自問しながら。
いつの間にかオリンピックが終わった。
待っていましたとばかりにウクライナで何やら動き始めた。
世界の片隅にいると、何も変わっていないような気がするけど。
何も変わらない、なんて幻想だ。

# by mottano | 2022-02-26 13:47
●残すところ2週間
2021年もあとわずかになった。
人の世の変化は大きい。
それでも、
空は相変わらず晴れたり曇ったり、時折雨を降らせたりしている。
庭木は毎年同じように、梢を伸ばし、花を咲かせたりしている。
***
そっか、ここはコーヒーの話題のブログなんだ。
コーヒー豆は今年も収穫はできた。
同じことのようだが、変化がないわけではない。
ブラジルで霜害が起ころうと、
どこかの国でコンテナが足りずに出荷遅延が起ころうと、
それでも、コーヒーと名のつくものは楽しむことができる。
新しい動きに興味がある。
コーヒーの新しい味わいに、関心がある。
それを目撃したいなら、生き延びるしかない。
次のラウンドに進めば、何かしら新しい景色を見ることができるのだから。
じゃ、また次の機会に。。
# by mottano | 2021-12-15 15:36