●いつの間にか変わっている風景
梅雨空。
傘が手放せない時期は湿度も高く、そのため香りの拡散がゆっくりになるとか。
コーヒーは香りがキモなので、その点では良い時期と言えます。
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どうやらコーヒー大国ブラジルに変化の波が来ているようだ。
大規模農業による大量生産=低コストの普及品、が一般的なイメージだったけど、
(全体を通してみれば、今なお変わらずだけど)
このところ扱う、ブラジル産スペシャルティは様子が違ってきている。
山岳地形でコーヒー農園を展開したり(当然ながら手作業になる)、
これまでサントスNo.2には不適当と思われていた地域からスペシャルティの面白いのが来たり。
風向きが変われば、それまでNG扱いだったものが高く評価されるようになる。
人間界でも似たようなことはあるけれど。
ブラジル経済が伸びてきて、かなり豊かになってきていること。
コーヒーのブラジル国内消費も伸びているらしいこと。
穀物需要は世界人口の増加に伴って伸びていること。
こうしたことが背景にあると見ています。
地域ごとに、豊かな国は近隣国よりもコーヒー生産量が少ない。
そして高級マーケットを目指している。
ケニアがそうで、パナマもそうだ。
この先、ブラジルそうならないとは言い切れないのでは?
その頃には、世界のコーヒー地図は様変わりしているのだろう。
# by mottano | 2021-06-26 16:31